ポーカー界の聖地、バルセロナで開催されるEPT。その20周年を迎えた今、PokerStarsはゲームの公平性を確保するため、いくつかの画期的なルール変更を発表しました。デジタル時代に対応するこれらの変更が、ポーカー界にどのような影響を与えるのか、注目が集まっています。
新たなルールで公正性を強化
PokerStarsは、EPTバルセロナの開幕とともに、プレイヤーと観客の間で使用が禁止されるアイテムに関する新しいルールを発表しました。具体的には、GTOソルバーやプリフロップチャートの使用が全面的に禁止されました。このルールは、試合中だけでなく、トーナメントエリア全体で適用されます。これは、WSOPメインイベントでの「LaptopGate」事件を受けたものであり、フェアプレイを維持するための重要な一歩とされています。
ショットクロックの時間短縮
今回の変更の中でも特に注目されるのは、ショットクロックの時間が30秒から15秒に短縮されることです。これにより、試合のペースが向上し、故意に時間を引き延ばす行為が抑制されることが期待されています。これまでも他のオペレーターによって採用されていたこの変更は、EPTでもついに導入され、プレイヤーのスキルがより際立つ場面が増えるでしょう。
リドローの廃止と新しいディーリング方法
さらに、トーナメントの進行をスムーズにするため、3テーブルと2テーブルのリドローが廃止されることになりました。これに代わり、テーブルが5つ以上ある場合には、ランダムにテーブルが解消される新しい方法が導入されます。また、ディーラーがカードを配る際の方法も変更され、カードの底が露出するのを防ぐために「ピッチング」ではなく「スライディング」が推奨されるようになりました。これにより、隠しカメラを使用した不正行為が防止されることが期待されています。
- PokerStarsはEPTバルセロナで新しいルールと手順を導入
- GTOソルバーとプリフロップチャートの使用が全面禁止
- ショットクロックの時間が15秒に短縮
- 3テーブルと2テーブルのリドローが廃止され、新しいディーリング方法が導入
【補足情報】
- Kenny Hallaert: PokerStarsアンバサダー、今回の変更の主要発表者。
- EPTバルセロナ: ヨーロピアンポーカーツアーの20周年記念大会が開催されている場所。
- Jonathan Tamayo: WSOPメインイベントの「LaptopGate」事件の中心人物。
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