SIAM SHADE、訴訟からの5年目の和解とわだかまり

「1/3の純情な感情」で90年代を席巻した伝説のバンド、SIAM SHADE。そのメンバー同士の長きにわたる訴訟と和解発表がファンの関心を集めています。しかし、彼らの間に残るわだかまりも少なくないようです。

訴訟劇の背景：SIAM SHADEの複雑な歴史

1990年代にビジュアル系ロックシーンで名を馳せたSIAM SHADEは、「1/3の純情な感情」で一世を風靡し、日本のロック史に名を刻みました。しかし、2002年の解散以降、メンバーの活動はそれぞれソロや新たなバンドでの挑戦に移行していました。その中で再結成や一時的な共演はあったものの、特にギタリストのDAITAとベーシストのNATCHINをはじめとするメンバー間の関係には緊張感が漂っていたと伝えられています。彼らの楽曲は未だにファンに愛されていますが、今回の訴訟はファンにとっても衝撃的な出来事でした。

訴訟内容と和解の発表：5年を経ての結末

2023年11月、NATCHINが発表した声明によると、ボーカルの栄喜、ギターのKAZUMA、ドラムの淳士とともにDAITAに対して2019年から訴訟を起こしていたとのことです。詳細は公表されていないものの、訴訟は和解により解決したとされます。声明によれば、5年間にわたる法的対立の末、彼らは「円満に解決」したとし、今後も5人のメンバーがSIAM SHADEとして存在するものの、DAITAとの距離がどのように縮まるのかは不明です。ファンにとっても「1/3の純情な感情」に象徴されるバンドの絆が変化する現状は複雑な感情を引き起こしています。

ファンの声と今後の展望

和解の発表に対し、ファンからは「1/3も伝わらない」といった反応がSNSにあふれ、詳細な説明が望まれています。人気楽曲の歌詞にかけて「1/3」という言葉が使われることも、ファンの愛情と切実さを感じさせます。今後、4人がメインで活動する可能性があるという発表もあり、ファンの間では複雑な思いが交錯しています。まとめとして、バンドとしての存在を続ける意思が示されたことはファンにとっても喜ばしい一方、メンバー間のわだかまりが完全に解消されたわけではない点が今後の懸念です。SIAM SHADEが今後どのような形でファンの期待に応えるのか、注目が集まっています。

• SIAM SHADEは90年代に人気を博した伝説的バンドである。
• メンバー間の法的対立が2019年に始まり、5年後に和解した。
• ファンからは「1/3も伝わらない」との不満の声が出ている。
• 今後の活動は4人が主軸となる可能性が高いが、ファンには複雑な思いがある。

【補足情報】：

SIAM SHADE：1990年代の人気ビジュアル系ロックバンドで、代表曲「1/3の純情な感情」が有名。
1/3の純情な感情：アニメ「るろうに剣心」のエンディングテーマにも採用されたバンドの代表曲。和解発表に際してファンのコメントがこの曲に関連している。
DAITAとNATCHIN：両名はバンド活動の中心メンバーで、ソロ活動や他のアーティストとの共演歴も多い。