元モーニング娘。で8代目リーダーを務めた道重さゆみが、20年のキャリアに幕を下ろす決断を発表。その背景には「強迫性障害」との闘いと深い葛藤がありました。
道重さゆみ、20年の芸能キャリアに幕を下ろす
1月19日、元モーニング娘。の道重さゆみがブログとインスタグラムで芸能界引退を発表しました。モーニング娘。加入記念日でもあるこの日に公表された引退報告は、突然の知らせにファンを驚かせました。「ここ数年、不安感や恐怖心に悩まされ、一昨年末には『強迫性障害』と診断された」と語る道重さん。活動を制限しながら続けてきたものの、回復への見通しが立たず、「限界だと感じるようになった」とその苦悩を綴りました。引退は今年夏に開催予定のコンサートツアー終了後とされており、残り数か月をファンへの感謝を胸に活動していくとのことです。
20年の軌跡:モーニング娘。加入からリーダー就任、卒業まで
2003年にモーニング娘。の6期メンバーとして加入した道重さゆみ。グループ最年少としてスタートし、2012年には8代目リーダーに就任。リーダー時代にはグループの再ブレイクに尽力し、「モーニング娘。を再びメディアの中心に」との思いで活動を牽引しました。2014年の横浜アリーナ公演を最後にグループを卒業した後は、ソロタレントとしてバラエティ番組や舞台で活躍。その一方で、時折見せる自身の感情や悩みをブログで赤裸々に語り、ファンとの深い絆を築き上げてきました。引退を前にした道重さんは、「すべてのファンの方への感謝とともに次のステップへ進みたい」とコメントを残しています。
引退の背景と未来へのメッセージ
道重さんが語った引退理由の背後には、心の病との向き合いがありました。「安心を求めて行動しても、それが逆に不安を呼び起こす感覚」と表現する通り、芸能活動を続けることへの負担が大きかったようです。一方、引退発表後のSNSでは「今までありがとう」「次の人生も応援している」という声が多数寄せられ、彼女の20年にわたる努力と影響力の大きさを物語っています。最後のコンサートツアーでは、道重さゆみの集大成が見られることでしょう。彼女の未来がさらに穏やかで充実したものになることを願うばかりです。
- 道重さゆみがブログとSNSで2025年夏の芸能界引退を発表。
- 「強迫性障害」との闘いを経て活動制限が続き、引退を決断。
- モーニング娘。での20年の軌跡を振り返り、ファンへの感謝を表明。
【補足情報】
- 道重さゆみ:2003年にモーニング娘。に加入し、12年にリーダー就任。14年に卒業後、ソロ活動を展開。
- 強迫性障害:不安障害の一種で、強い不安感や執着による日常生活への影響がある精神疾患。
- 横浜アリーナ公演:道重がモーニング娘。を卒業した最後のライブの会場。
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