パリで初めて開催されるパラリンピック。今回、日本選手団は過去最多の175人で出場し、史上最多のメダル獲得を目指します。12日間の激戦に注目が集まります。
パリパラリンピックの開幕と日本選手団の挑戦
8月28日、フランス・パリで初めてのパラリンピックが開幕します。今回の大会のスローガンは「広く開かれた大会」であり、9月8日までの12日間にわたって開催されます。日本選手団は過去最多の175人で参加し、22競技549種目に挑みます。特に女子の種目が東京大会から8種目増え、235種目と過去最多となり、さらにボッチャや柔道などの種目では障害の重いクラスが追加されるなど、多様な選手が活躍できる舞台が整えられています。
メダル目標と注目選手
日本パラリンピック委員会(JPC)は、アテネ大会の52個を上回る史上最多の53個以上のメダル獲得を目標としています。特に注目されるのは、車いすテニスで世界ランキング2位の小田凱人選手や、競泳で2連覇を狙う山口尚秀選手。また、6大会連続出場となる鈴木孝幸選手や、5大会連続の木村敬一選手にも期待が高まります。前回の東京大会で活躍したバドミントンでは、梶原大暉選手と里見紗李奈選手がともに2連覇を目指し、ボッチャでは杉村英孝選手が再び金メダルに挑みます。
試金石となるパラリンピック
パリパラリンピックは、日本のパラスポーツの進化を確認する重要な機会となります。自国開催だった東京大会を経て、日本の競技力がどの程度成長したのかが試されます。特に、視覚障害の程度によるクラス分けが導入された柔道や、車いすラグビー、ゴールボールなどの団体競技での活躍も期待されます。また、難民選手団や「中立な立場の個人資格の選手」として参加するロシア・ベラルーシ国籍の選手たちの動向も注目です。
- パリパラリンピックが8月28日に開幕し、日本選手団は過去最多の175人が参加。
- JPCは53個以上のメダル獲得を目標としており、特に車いすテニスや競泳での活躍が期待される。
- 視覚障害クラス分けが導入された柔道や団体競技の成長も試される。
【補足情報】
- 日本パラリンピック委員会(JPC) – 日本のパラリンピックに関する組織。選手選考や大会のサポートを行う。
- 小田凱人 – 日本の車いすテニス選手。世界ランキング2位の実力を持つ。
- 杉村英孝 – 日本のボッチャ選手。東京大会で金メダルを獲得した。
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