大阪の待望のカジノリゾート開業が、2030年秋に延期されました。その背景にはどのような理由があるのでしょうか。
開業の延期
大阪府と府の行政は、日本初のカジノリゾートの開業を予定されていた2029年秋から2030年秋へと延期することを発表しました。この延期は、2022年4月に地方政府が中央政府に開発計画を提出してから、実際に承認を得るまでに1年以上の時間がかかったことが原因です。この遅れにより、プロジェクトに必要な初期投資額も、当初の計画より増加することとなりました。
投資額の増
開発計画の遅延に加えて、プロジェクトに必要な初期投資額も1兆800億円(約73億ドル)から1兆2700億円(約86億ドル)へと増加する見込みです。この増加は主に、建設資材のコスト上昇によるものです。大阪府はこの改訂計画に対する中央政府の承認を受け、指定された運営者との契約を今月中にも締結する準備を進めています。
プロジェクトの将来展望
大阪の最西端にある人工島・夢洲(ゆめしま)に位置するこのリゾートは、カジノ、ホテル、会議センター、ショッピングモール、博物館、フェリーターミナルなどを備え、ハイローラーのための隣接ヘリポートも設けられる予定です。この島は2025年に万国博覧会の開催地となります。カジノは以前日本では違法でしたが、2018年に統合型リゾート(IR)法が成立し、正式に承認されたカジノでポーカーやバカラなどのゲームを提供することが許可されました。
- 大阪のカジノリゾート開業が2029年秋から2030年秋へと延期。
- 開発計画の中央政府による承認の遅れが原因で延期。
- プロジェクトの初期投資額が1兆800億円から1兆2700億円へと増加。
- リゾートにはカジノ、ホテル、会議センターなどが含まれ、2025年には万国博覧会を開催予定。