新しいパチスロの時代が始まる。日電協が発表した新機能「ボーナストリガー」は、遊技性を一新し、プレイヤーに新たな選択肢を提供する。今、その詳細が明かされる。
「ボーナストリガー」の概要とその意義
8月26日、日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)は「新しい遊技性のパチスロ」をテーマにした記者発表会を開催。会場で発表されたのは、新たなタイプの遊技機能「ボーナストリガー」(BT)だった。従来のノーマルタイプのパチスロが抱える遊技性の限界を打破するために、AT機とノーマル機の中間的な位置付けとして開発されたものである。この新機能の特徴は、ボーナス終了後や初期化時における通常遊技の規定数が、あらかじめ定められた選択肢から一つに固定できるという点だ。これにより、シンプルでありながらも戦略性のある遊技体験が実現されることを目指している。
「ボーナストリガー」導入の背景と市場への期待
日電協の小林友也理事長によれば、現在のパチスロ市場はAT機とノーマル機の二極化が進行しており、多くのユーザーが選択肢の狭さを感じているという。そこで、新たな遊技性を提供するため、日工組と日電協は警察庁に対し、ノーマルタイプの改良と多様化を求める解釈基準の変更を要望してきた。今回の「ボーナストリガー」の導入は、その努力の結実といえる。小林理事長は、「この新機能が新たなユーザー層の獲得と、既存ユーザーの離脱防止に繋がる」と期待を寄せている。
「ボーナストリガー」の未来と可能性
「ボーナストリガー」は、単なる新機能にとどまらない。その目指すところは、既存のパチスロ市場の構造そのものを変えることにある。ノーマルとATの中間に位置することで、より多くのプレイヤーに多様な選択肢を提供し、新たな市場の創造を目指しているのだ。具体的な導入時期は未定だが、業界全体が注目する「ボーナストリガー」の未来に大いに期待が寄せられている。
- 日電協が新機能「ボーナストリガー」(BT)を発表。
- BTはAT機とノーマル機の中間に位置する新たな遊技性。
- 市場の二極化問題を解決し、多様なユーザー層の獲得を目指す。
【補足情報】:
- 日電協(日本電動式遊技機工業協同組合):パチンコやパチスロなどの遊技機器業界の統括団体。
- AT機:アシストタイム機、ボーナス時の出玉性能を強化する遊技機のタイプ。
- ノーマルタイプ:シンプルなゲーム性を特徴とするパチスロ機。
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