「しんどかったら言えって言うけど…言えないんだよね」。中居正広が番組で語った体調不良の裏に、昭和世代の根性論と今の芸能界の変化が見える。
中居正広、体調不良を明かす
中居正広(52)が、自身のラジオ番組「中居正広 ON&ON AIR」で体調不良に陥っていたことを明かしました。「この間、風邪ひいちゃってさ。しんどくても言えなくて」と、苦しみを抱えながらも周囲に言えなかった本音をポツリ。喉の痛みや鼻水に苦しむ中、小さなクリニックで薬をもらい、仕事を続けたと語ります。その裏には、「オンエアでは元気に見せなきゃ」というプロ意識があったと感じさせる言葉がありました。
昭和の根性論と令和の芸能界
中居は、「僕らの世代には、しんどいって言う習慣がなかった」と語ります。昭和から平成にかけて活躍してきた中居にとって、「体調不良でも気合と根性で乗り切る」という価値観は当たり前でした。一方で、最近の芸能界では体調不良時に「お休みします」と言いやすい環境が整っていることに驚きを感じたそうです。「甘えと言われていた時代から、気遣いを求められる時代へ」。この変化を中居は「良かった」と喜びつつも、自身の時代とのギャップに複雑な心境も垣間見せました。
無理せず休むことの大切さ
「調子悪い人を働かせちゃいけないよね」。スタッフの言葉に同意しながらも、「でも言わなかったら分からないよね」とも語る中居。最近は、タレントが活動を一時休止して休養に専念する例が増えています。中居は、「昔は『甘え』や『気合が足りない』で片付けられていた」と振り返り、今のタレントがきちんと休める環境を「良い流れ」と評価しました。無理して頑張ることが美徳とされていた時代を経て、「休む勇気」が尊重される現在。中居の体験談は、多くの働く人々にも通じるメッセージを含んでいます。
- 中居正広がラジオ番組で体調不良を告白。風邪に苦しみながら仕事を続けた本音を語る。
- 昭和世代の「根性論」から、今の「無理せず休む」時代の変化に注目。
- 最近のタレントが休養に専念できる環境を評価する一方、自身の時代とのギャップを振り返る。
【補足情報】
- 中居正広:元SMAPメンバー。現在は司会者・タレントとして活躍中。
- 「中居正広 ON&ON AIR」:中居正広がパーソナリティーを務めるニッポン放送のラジオ番組。
- 芸能界の休養例:最近では、タレントやアーティストが体調不良で活動休止する例が増加中。
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