フランスのカジノで摘発された高度なハイテク詐欺！その手口とは

フランスのカジノで、肉眼では確認できないほどの小さな装置を用いた詐欺が摘発されました。警察の粘り強さと最新技術の活用が、前例のない犯行を暴きました。

ミクロのイヤピースで明かされた詐欺の実態

フランス警察が今回摘発した詐欺事件は、まるで映画のような極めて高度な技術を駆使したものでした。摘発された男たちは、ミクロサイズのイヤピースを使い、他のプレイヤーのカード情報を盗み見ていたことが判明しました。この装置は肉眼ではほとんど見えないほど小さく、磁石を使わなければ取り除けないほどでした。この高精度な装置が、カジノでの詐欺行為を可能にしていたことが明らかになりました。

改造されたスマートフォンと巧妙な手口

この他に詐欺に使われたのは、改造されたスマートフォンです。このスマートフォンには、微妙な角度でカメラが内蔵され、テーブルに平らに置くだけでディーラーが配るカードの裏側を映し出せるようになっていました。このカメラ映像は車内に待機する仲間に送信され、イヤピースを通じてリアルタイムで情報が伝えられていました。この巧妙な手口は、フランス国内だけでなく、ヨーロッパ全体でもほとんど知られていないものでした。

犯行グループの実態と今後の捜査

警察がこの詐欺グループを摘発したのは、月曜日の午前1時ごろ。彼らのホテルや車内からは、ヨーロッパ中のカジノにアクセスできるカードが複数見つかっており、広範な詐欺ネットワークの一部である可能性が高まっています。犯行に使用された技術や手口の特殊性から、警察はさらなる共犯者の特定を進めており、今後の捜査が注目されています。

• フランス警察がミクロの耳装置を使ったカジノ詐欺を摘発。
• 改造スマートフォンでカード情報を盗み、共犯者に伝達。
• 犯行グループはヨーロッパ全土で活動する大規模なネットワークの一部とみられる。

【補足情報】：

1. Casino Barrière Enghien-les-Bains – フランスのパリ郊外にある有名なカジノ。
2. Stéphane Piallat – フランス司法警察国家局（DNPJ）の中央競馬・賭博課（SCCJ）部長。
3. Pontoise Prosecutor’s Office – 今回の捜査を担当するフランスの検察官事務所。