メタ(Meta)の一年に一度の祭典「メタ・コネクト」の2024年開催日程が決定。CEOのマーク・ズッカーバーグ自らが混合現実空間(MR)の中で発表しました。次世代VR/ARデバイスの重大発表に、ユーザーの期待が高まっています。
混合現実の中から開催日発表
5月31日、MetaのCEO、マーク・ズッカーバーグ氏は自身のインスタグラム動画の中で、メタ・コネクト2024の開催日程を9月25日、26日の2日間と発表しました。
動画では、マーク・ズッカーバーグ氏が混合現実の空間に現れ、空中に開催日を書き込む様子が描かれています。メタはメタバース体験の最前線を行く企業だけに、このようなパフォーマンス発表には一種のインパクトがあります。
次世代VR/ARデバイスの重大発表か
メタ・コネクトは、同社の最新VR/AR製品やソフトウェア、さらにはメタバース構想の発表の場として知られています。
昨年のメタ・コネクト2023では、Meta Quest 3やメタ・レイバン共同開発のARスマートグラスが発表されるなど、多くの注目製品が登場しました。そのため、今年も目玉となる次世代デバイスの発表が期待されています。
開発者に開かれたメタバース
一方で、メタはメタバース向けOS「HorizonOS」をオープンソース化する方針を示しています。つまり、他社によるVR/ARデバイスの参入が進む可能性があり、メタ・コネクト2024ではパートナー企業による新製品発表も考えられます。
メタはこれまで、開発者の垣根を低くし、メタバースエコシステムの拡大を目指してきました。今回の祭典でも、開発者向けセッションなどを通じ、よりオープンな体制が打ち出される可能性はあるでしょう。
まとめ
ズッカーバーグ氏自らが混合現実の中から開催日を発表したのは、メタのメタバース戦略を体現するユニークなパフォーマンスだったと言えるでしょう。メタ・コネクトは単なる新製品発表の場ではなく、メタバースの最前線を体感できるイベントです。今年はメタ・レイバンARグラスの後継モデルなど、目玉製品の発表が期待できそうです。一方で、HorizonOSのオープン化によって、メタ以外の企業の製品発表の場にもなる可能性があり、メタバース業界の新たな動きを見る良い機会となるでしょう。
- マーク・ズッカーバーグCEOが混合現実空間で「メタ・コネクト2024」の開催日(9月25日、26日)を発表
- 同イベントではメタの次世代VR/ARデバイスなどの重大発表が期待される
- 昨年は「Meta Quest 3」や共同開発ARスマートグラスが発表された
- メタはメタバースOSをオープンソース化する方針で、パートナー企業の製品発表も?
- 開発者向けセッションなど、メタバースエコシステム拡大の狙いも
【補足情報】マーク・ズッカーバーグ (https://www.facebook.com/zuck)
- メタ(旧フェイスブック)の創業者兼CEO
Meta Quest 3 (https://www.meta.com/quest/products/quest-3/)
- メタが2023年に発売した最新VRヘッドセット
メタ・レイバン共同ARグラス (https://www.meta.com/ray-ban-stories/)
- メタとレイバンが共同開発したARスマートグラス
HorizonOS (https://www.oculus.com/blog/introducing-horizon-home-your-infinite-virtual-living-room/)
- メタが開発したメタバース向けオープンソースOS
發佈留言