2022年2月に無期限活動休止(スリープ)を発表していたVTuber・キズナアイが、ついに復活を果たした。新たに「KizunaAI」としてアーティスト活動を本格的にスタートし、シングル「かもね」をリリース。ファン待望の再始動となる。
3年ぶりの復活—「KizunaAI」として新たなステージへ
バーチャルYouTuber(VTuber)の先駆けとして知られるキズナアイが、ついに活動を再開した。2022年2月に行われたラストライブ「Kizuna AI The Last Live “hello, world 2022″」をもって無期限活動休止を発表していたが、今回、アーティスト「KizunaAI」として新たな道を歩むことを明かした。
キズナアイは2016年12月にデビューし、「つながりたい」というコンセプトのもと、YouTubeやSNSを中心に世界中で人気を博した。活動休止前の時点で、主要SNSのフォロワー数は1000万人を超えており、日本のみならず海外のファン層にも厚い支持を得ている。今回の再始動は、ファンにとって待ち望んでいた瞬間であり、SNS上でも「おかえり!」「また会えて嬉しい!」といった歓喜の声が広がっている。
新曲「かもね」に込められた思い
復活と同時に発表されたシングル「かもね」は、作曲をESME MORI、作詞をKizunaAI・ESME MORI・にしなが担当。軽やかなポップサウンドに乗せて、新しい目覚めを自然体で表現している。音楽を通じて、これまで以上に多くのファンと“つながる”ことを目指すという彼女のメッセージが込められた楽曲だ。
同曲のミュージックビデオ(MV)は、映像制作ユニットqootainによって制作され、2月26日22時に公開された。ビジュアル面でも新たなキズナアイの姿が描かれており、復帰にふさわしい新境地を感じさせる仕上がりとなっている。音楽活動を軸にする「KizunaAI」としての第一歩を象徴するこのMVには、ファンからの熱い反響が寄せられている。
これからの展開に期待—キズナアイの未来
今回の活動再開は、あくまで「KizunaAI」としての音楽活動のスタートに過ぎない。VTuberとしてのキズナアイの復活とは異なるものの、音楽という新たなフィールドでの挑戦に期待が高まる。今後、ライブ活動やアルバムリリースなど、さらなる展開が待ち受けている可能性もあり、彼女の動向に注目が集まる。
キズナアイの象徴的なキャッチフレーズ「つながりたい」という言葉通り、今回の復帰は、彼女とファンの絆を再確認する大きな一歩となった。「KizunaAI」としてどのような未来を描いていくのか、その行方をこれからも見守っていきたい。
- キズナアイが3年ぶりに活動再開、新たに「KizunaAI」としてアーティスト活動を開始
- シングル「かもね」をリリース、音楽を通じてより多くのファンと“つながる”ことを目指す
- MVは映像制作ユニットqootainが手がけ、2月26日22時に公開
- VTuber活動とは異なる新たな方向性での復帰に、ファンの期待が高まる
- 今後の音楽活動の展開にも注目が集まる
【補足情報】
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キズナアイ(Kizuna AI)
2016年にデビューした世界初のバーチャルYouTuber。AI(人工知能)をコンセプトにしたキャラクターとして、YouTubeを中心に活動。VTuberブームの先駆けとなり、世界的に人気を博した。 -
「Kizuna AI The Last Live “hello, world 2022″」
2022年2月26日に開催されたキズナアイのラストライブ。ここで無期限活動休止(スリープ)を発表し、ファンに別れを告げた。 -
ESME MORI
作曲家・音楽プロデューサー。シティポップやエレクトロニカなど幅広いジャンルで活動し、アーティストへの楽曲提供も多数手がける。 -
qootain
映像制作ユニット。アニメーションや実写を駆使し、アーティスティックな映像表現で注目を集めている。
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