木村拓哉さんがラジオ番組で故・西田敏行さんを追悼する際に使用した「虹の橋を渡った」という表現が、適切性を欠くとして物議を醸しています。
木村拓哉の「虹の橋」発言が波紋を呼ぶ
10月27日、木村拓哉さんは自身のラジオ番組「木村拓哉 Flow」(TOKYO FM)で、17日に亡くなった俳優・西田敏行さんを追悼しました。その際、「本当にたくさんの笑顔をありがとうございました。虹の橋を渡った向こう側ではきっと好きな音楽を聴きながら、大好きなお酒だったりとかを楽しんでいただきたいなと思いますね」とコメントしました。しかし、「虹の橋を渡る」という表現は、主にペットの死を表す際に使われる婉曲表現であり、人間の死に対して使用するのは一般的ではありません。この発言に対し、SNS上では「人間が亡くなった時に使う言葉ではない」「大先輩に対して失礼ではないか」といった批判の声が上がっています。
「虹の橋を渡る」の由来と一般的な使われ方
「虹の橋を渡る」という表現は、スコットランドのエドナ・クライン=リーキーさんが60年以上前に亡くなった愛犬のために書いた散文詩『虹の橋(Rainbow Bridge)』が元とされています。この詩では、亡くなったペットが虹の橋のふもとで飼い主を待ち、再会して共に天国へ行くという内容が描かれています。日本では約20年前から、ペットが亡くなった際の婉曲表現として広まり、現在では犬や猫などペット全般に対して使われていますが、人間に対して使用することはほとんどありません。
木村拓哉の過去の発言と今回の問題点
木村拓哉さんは過去にも、故・ジャニー喜多川氏の性加害問題が取り沙汰された際、自身のInstagramに「show must go on!」と投稿し、批判を受けたことがあります。今回の「虹の橋を渡った」という発言も、適切な表現を選ぶことの重要性を再認識させる出来事となりました。特に公の場での発言は、多くの人々に影響を与えるため、言葉選びには細心の注意が求められます。木村さんのような影響力のある人物が、言葉の持つ意味や背景を理解し、適切に使用することが期待されます。
- 木村拓哉さんがラジオ番組で「虹の橋を渡った」と発言し、物議を醸す。
- 「虹の橋を渡る」は主にペットの死を表す婉曲表現であり、人間に対して使用するのは一般的ではない。
- SNS上で「人間が亡くなった時に使う言葉ではない」と批判の声が上がる。
- 木村さんは過去にも不適切な表現で批判を受けたことがあり、言葉選びの重要性が再認識される。
【補足情報】
- 木村拓哉:日本の俳優・歌手。元SMAPのメンバーで、多数のドラマや映画に出演。
- 西田敏行:日本の俳優・歌手。映画『釣りバカ日誌』シリーズやドラマ『西遊記』などで知られる。
- 虹の橋(Rainbow Bridge):亡くなったペットが飼い主を待つ場所を描いた散文詩。
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