女優・池脇千鶴が、2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」に出演することが決定した。朝ドラ出演は2001年の「ほんまもん」以来24年ぶり。ヒロインの母親役を演じる池脇は、「体力がもつのか心配」としつつも、期待と意気込みを語った。
24年ぶりの朝ドラ出演!池脇千鶴が語る「ばけばけ」への意気込み
2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」の追加キャストが発表され、池脇千鶴がヒロイン・松野トキの母親役として出演することが決まった。池脇にとって、朝ドラ出演は2001年の「ほんまもん」以来、実に24年ぶりのこととなる。今回の役柄は、出雲大社の上官の家に生まれ、目に見えないものの話に詳しい母・松野フミ。トキに物語を語り聞かせ、家計を支えるしっかり者の母親という設定だ。
池脇は「20数年ぶりの朝ドラ。体力がもつのか心配です(笑)」と冗談交じりにコメント。一方で、「『ばけばけ』は明るくて楽しくて、肩の力を抜いて観られるドラマ」とし、「テレビの前の皆さんも毎朝楽しみにしていただけるよう、精いっぱいフミを生きようと思います」と意気込みを語った。
実力派キャスト集結!岡部たかし&小日向文世も出演決定
「ばけばけ」には、池脇千鶴のほか、岡部たかしと小日向文世も出演することが決定している。岡部が演じるのは、トキの父・松野司之介。誇り高い性格ながら、時代の変化に戸惑う人物だ。岡部は「朝ドラ出演は5作目、大阪制作の朝ドラは2度目」と述べ、「なじみのスタッフさんに『おかえり!』と言われ感動した」と語っている。
また、トキの祖父・松野勘右衛門役には小日向文世が決定。「まんてん」「まれ」以来、10年ぶりの朝ドラ出演となる。小日向は「着物にちょんまげ姿で木刀を振る役。時代の変化を受け入れながらも、武士の魂を貫くキャラクターを演じるのが楽しみ」とコメント。
「ばけばけ」とは?モデルは小泉八雲の妻・小泉セツ
「ばけばけ」は、怪奇文学作品「怪談」を発表した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツをモデルにした作品。史実をもとにしつつ、フィクションとして再構成されたオリジナルストーリーとなる。脚本を手がけるのは「デザイナー渋井直人の休日」や「きょうの猫村さん」などを担当したふじきみつ彦。
ヒロインの松野トキ役は、2892人のオーディションから選ばれた髙石あかりが演じる。さらに、夫役として英俳優・ミュージシャンのトミー・バストウも出演する。制作統括の橋爪國臣氏は、「母親役のフミは、家族を包み込む存在でありながら、母としての葛藤も抱える役。それを演じられるのは池脇さんしかいない」とし、彼女の演技に期待を寄せた。
- 池脇千鶴が24年ぶりに朝ドラ出演、「ばけばけ」でヒロインの母親役に
- 岡部たかし&小日向文世も出演決定、豪華キャストが集結
- 「ばけばけ」は小泉八雲の妻・小泉セツをモデルにしたフィクション作品
- 髙石あかりがヒロイン、夫役には英俳優トミー・バストウ
- 池脇は「体力がもつのか心配」とコメントしつつも、意気込みを語る
【補足情報】
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池脇千鶴(いけわき ちづる)
1997年に「リハウスガール」として芸能界デビュー。2001年のNHK連続テレビ小説「ほんまもん」でヒロインを務めた。代表作に映画「ジョゼと虎と魚たち」「ストロベリーショートケイクス」などがある。 -
ばけばけ(NHK連続テレビ小説)
2025年度後期の朝ドラ。小泉八雲の妻・小泉セツをモデルに、怪談や目に見えないものの世界を描く。脚本はふじきみつ彦が担当。 -
髙石あかり(たかいし あかり)
2892人のオーディションを勝ち抜き、「ばけばけ」のヒロインに抜擢された若手女優。映画「ベイビーわるきゅーれ」シリーズなどに出演。
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