2024年2月、Eスポーツのベット事業はどのような変化を遂げたのか?パートナーシップの拡大や重大なイベント発表の裏で、私たちは何を目撃するのでしょう?
Eスポーツベット界の盛り上がり
2024年2月、Eスポーツベット界は新たな章を迎えています。特に注目すべきは、Thunderpickが発表した「Thunderpick World Championship」の第二回大会です。このCounter-Strike 2(CS2)のトーナメントは、4月1日に開始され、賞金総額は約788,800ポンド(約1億円)となり、、10月下旬にワールドファイナルが行われます。前年の大会では、最大視聴者数が144,317人を記録し、約473,300ポンド(約600,000ドル)の賞金がビットコインで支払われましたが、2024年のチャンピオンには現金での報酬が約束されています。
新たな取り組みとパートナーシップ
Rivalryと有名なCounter-Strike解説者であるMohan ‘Launders’ Govindasamyは、4月20日から21日にかけてカナダ・トロントのダウンタウンにあるThe Warehouseで、第二回Counter-Strike 2 LANトーナメント「Launders LAN」を開催します。第一回目のイベント「FragFest」に続き、この大会では32チームが参加し、賞金総額約5,841ポンド(約10,000カナダドル)が用意されています。さらに、AbiosとBetinvestはeフットボールベットのためのパートナーシップを締結し、EA Sports FCの仮想サッカー試合データへのアクセスを提供することにより、月間11,100試合以上のデータを基にしたベット情報が提供されることになります。
業界の健全性と拡大を目指して
Oddin.ggは、賭博の完全性を守るための国際組織であるInternational Betting Integrity Association(IBIA)のメンバーになりました。これにより、eスポーツベッティングサービスの高い基準の維持に向けた協力が期待されます。また、Rivalryは、Dota 2チーム「Blacklist Rivalry」とのパートナーシップを更新し、Tier One Entertainmentが所有するこのチームの運営を続けます。このチームは、ESL One Kuala Lumpur 2023やBali Major 2023など、主要のイベントへの出場を果たしています。GRIDは、DATA.BETとのeスポーツデータパートナーシップを延長し、Counter-Strike 2、Dota 2、League of Legendsなどのタイトルのリアルタイムデータを提供を続けています。
これらの動きは、Eスポーツベット業界が市場の健全な発展とスポーツイベントの公正性の維持に努めていることを示しており、業界全体の信頼度を高めています。
- 2024年2月のEスポーツベット界はパートナーシップの増加と法的課題に注目
- Thunderpickの100万ドルCS2トーナメントやRivalryのLANイベントが話題に
- Abios、GRID、Oddin.ggなどの企業が新たなパートナーシップを発表
- Eスポーツベット界は、市場の健全な発展とスポーツイベントの公正性の維持に努めている