2024年も盛り上がった「EPTパリ」。しかし、規制問題の影響で2025年の開催が中止に。ポーカーコミュニティに広がる衝撃と、未来への期待を追います。
昨年の盛況から一転、EPTパリ中止の背景
2024年のEPTパリは、記録的な参加者数を誇る大成功を収めました。特にフランスポーカーツアー(FPS)メインイベントでは4,149人がエントリーし、EPTメインイベントでは69カ国から1,224人ものプレイヤーが集結。注目のチャンピオンに輝いたバーニー・ボートマンの活躍もあり、世界中のポーカーファンを熱狂させました。しかし、規制問題が浮上し、2025年2月に予定されていた次回大会の開催が困難に。パリ市内のライセンス要件が変更され、PokerStarsは大会の再スケジュールを検討していますが、具体的な計画はまだ発表されていません。
プレイヤーへの影響とPokerStarsの対応
EPTパリに向けたオンライン予選がすでに開始されていたため、多くのプレイヤーがすでにパッケージを取得していました。メインイベントやFPSイベントのバイイン、宿泊、旅行費用を含むパッケージを手にしたプレイヤーに対し、PokerStarsは全額返金や適切な対応を約束しています。公式ウェブサイトには専用のFAQページが設けられ、問い合わせには専用サポートメール(live@pokerstarslive.com)で対応。また、既存のパッケージを他のイベントに振り替える可能性も提示されています。この柔軟な対応により、コミュニティは落ち着きを取り戻しつつあります。
EPTの未来と他の開催地の可能性
今回の中止を受け、PokerStarsとClub Barrièreはフランス当局との連携を強化し、規制環境を整える方針を示しています。一方で、モンテカルロ(2025年4月30日〜5月10日)やバルセロナ(同年8月18日〜31日)といった既存の開催地では、引き続き大規模なイベントが予定されています。さらに、2023年にツアーに加わったキプロスやプラハが、追加開催地として再び注目を集めています。EPTパリがカレンダーから外れたことで、新たな地でのイベントがポーカーファンに新たな興奮を届ける可能性が高まっています。
- EPTパリ2025が中止に:規制問題が背景。
- プレイヤー対応:取得済みパッケージには全額返金や振替対応。
- 今後の開催予定:モンテカルロやバルセロナなどは変更なし。
【補足情報】
- PokerStars: 世界最大級のオンラインポーカープラットフォーム。EPTの主催者。
- EPT(ヨーロピアンポーカーツアー): PokerStars主催のヨーロッパ最大級のポーカーツアー。2004年にスタート。
- Club Barrière: パリを拠点とするカジノ運営企業でEPTの協力団体。
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