ブラックマジックがついに3万ドルのプロ向けカメラ「URSA Cine Immersive」を発表。Apple Vision Proに完全対応し、次世代VR映像制作を可能にする一台です。
プロ仕様の驚異的なスペックを搭載
ブラックマジックが新たに発表した「URSA Cine Immersive」は、8K解像度でのVR180撮影に特化したカメラです。8160×7200ピクセルの高解像度で撮影し、1秒間に50億ピクセル以上を処理する性能は、プロフェッショナル向け映像制作に革命をもたらすでしょう。さらに、16段階のダイナミックレンジにより、自然光や人工光の微妙な変化も繊細に再現可能。このカメラには8TBの内蔵ストレージが搭載され、ステレオスコピック8K映像をRAWフォーマットで90フレーム/秒で記録できるため、長時間の高品質撮影も可能です。
Apple Vision Proとの完璧な統合性
URSA Cine Immersiveは、Apple Vision Proのために設計されたカメラと言っても過言ではありません。Appleの「Immersive Video」フォーマットに対応し、DaVinci Resolve Studioとの連携で映像の編集からプレビューまでスムーズに行えます。このカメラで制作された映像は、Apple Vision Proの8Kステレオスコピック3D機能をフルに活用し、ユーザーに圧倒的な没入感を提供します。また、他のVR180対応カメラと比較しても3倍以上の解像度を持つため、細部まで鮮明な映像を実現。これにより、コンテンツ制作の新しい基準を築くことが期待されています。
高価格でも価値ある投資
このカメラの価格は29,995ドルと高額ですが、そのスペックと性能を考慮すれば妥当な値段と言えます。これまでApple Immersive Videoの制作は、特定のカメラを使用したApple専属の契約者のみが行っていましたが、このカメラの登場で独立系プロダクションも手軽に制作可能になりました。ブラックマジックは、DaVinci Resolveの次期アップデートで新フォーマットにも対応予定。このエコシステム全体が、映像制作のプロフェッショナルにとって強力な武器となるでしょう。プロユースに特化したカメラとして、その価格に見合う価値を持っています。
- URSA Cine Immersive:ブラックマジックが発表したVR180対応の8Kカメラ。
- Apple Vision Pro対応:高解像度映像をAppleのImmersive Videoで活用可能。
- プロ向け仕様:高価格ながら、圧倒的な性能で映像制作の新基準を設定。
【補足情報】
- ブラックマジック URSA Cine Immersive:8K解像度、90FPS、VR180映像制作用のカメラ。
- Apple Vision Pro:8Kステレオスコピック3D映像に対応するAppleの次世代デバイス。
- DaVinci Resolve Studio:映像編集ソフト。新フォーマット「Blackmagic RAW Immersive」に対応予定。
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